「人と一緒に何かを考え、そして作り出す日々。 毎日がとても楽しいんです。」
●神宮 良江さん Yoshie Jingu (アトリエビーンズ
アクセサリーデザイナー)
PROFILE 東京生まれ。 ビーズや天然石に魅力を感じ、ビーズとその歴史を求めて、チェコのボヘミア、イタリアのベネチアなど欧州各地を何度も訪ね歩く。 都内各地のカルチャースクールで講師を務める。友人と一緒に「Latief」を結成し、ビーズ魅力を紹介し、通信販売を行うホームページを開設。 6月に、品川区武蔵小山にビーズショップ・Latief1号店をオープンさせる。
現在、 |
らてぃーふ有限会社代表取締役社長 |
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目黒学園カルチャースクール講師 |
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産経学園講師 |
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PARCO毎日新聞カルチャーシティ講師 |
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きっかけは、イギリスのマーケットで見つけた 1ポンドのピアス。
神宮さんがイギリス・オックスフォードの田舎町へ留学されたのは24歳の時。「友人に誘われて何となく・・・」と旅立ったイギリス。アクセサリーデザイナーへのきっかけは、田舎町の日曜マーケットで出会った、1ポンド(約250円)のピアスだとか。
「安い!かわいい!絶対買い!と思わせてくれた1ポンドのシルバー製のピアス。その頃、ピアスの穴を開けていなかったんですけど・・・。そのピアスに出会った日に開けに行きました。帰国してからは、アクセサリーの背景を知りたくて、カラーヒーリングやパワーストーンについて、とってもユニークなドイツ人の先生に学びました。ビーズや天然石のアクサリーデザインを学び始めたのもこの頃です。」
現在、大人気のビーズアクセサリーですが、その当時、ビーズアクセサリー作りは認知されていたのでしょうか?
「今は、女性誌に特集されていたり、各地のカルチャースクールでビーズアクセサリー教室が開かれていますが、当時はなかなか・・・。実は、目黒学園カルチャースクールにビーズアクセサリー講師として、単身売り込みに行ったんです。最初は渋っていた男性の責任者の方も、受付にいた若い女性社員の方が興味を持ってくれたのも見て、『これからは、ビーズアクセサリーの人気が出てくるかも』と講師として採用してくれたんです。この頃の生徒さん達が、今では、講師として活躍されてます。」
ビーズアクセサリー作りはとっても簡単! 大切なのは、種類と色の組み合わせを考える集中力。
「一見、複雑そうに見えるアクセサリーも、実は簡単な作業の繰り返しが多いんです。」と語る神宮さん。ビーズアクセサリー作りが多くの人に愛されている理由の一つに、気軽に簡単に作れるということが言えるそうです。驚くことに、新幹線で移動中に作っている人もいるとか。
「作る前の集中力が大切なんです。どの様なデザインで、どの形・色のビーズを使うか、これを最初にちゃんと決めれば、後は、無心で手を動かすだけですから。ストレス解消として作られている方もいらっしゃいますよ。ビーズアクセサリー作りに必要なのはビーズと小さな道具類だけなので、持ち歩いて入れば、ちょっとした時間に作ることができます。でも、『新幹線の中で作ってます!』と聞いた時には、確かにビックリしました!」
オープンしたばかりの「Latief1号店」。 色も形も様々なビーズが整然と並べられている。
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年齢に関係なく、女性の心を掴むビーズアクセサリー。
簡単で手軽にできるビーズアクセサリー。生徒さんたちはどの様な方々が多いのでしょうか。
「以前は、若い女性の方がほとんどでしたが、最近では、ミセス向けの雑誌等にビーズアクセサリーが紹介され出したのをきっかけに、主婦の方々が多くなって来ています。また、子供達にも教えたことがあるのですが、とても上手で驚きました。親子で楽しむ方も増えてきているみたいですね。いつも感心しているのが、年配の方々の手の器用さです。ビーズは小さいものが多いので、目が疲れるという問題もありますが、これからは、シニアの方々に作ることの楽しさを、もっと知っていただきたいと考えています。」
「ビーズアクセサリー作りに年齢は関係ない。手作りをする時間と心のゆとりを楽しんで欲しい」と語る神宮さん。生徒さんの中には、時々、ハッとするような色の組み合わせを選ぶ方もいらしゃるとか、ベテラン講師の神宮さんも教室で学ぶことは多いそうです。
神宮さんの指導のもと、取材スタッフが作った作品。約10分程度で完成!
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朝、起きたときの一番新鮮な自分が好き。 いつもポジティブな女性でありたい。
楽しい会話と朗らかな人柄で、教室でも大人気の神宮さん。ビーズの買い付け、アクセサリー作り教室の他、ビーズショップをオープンされたりと、忙しい毎日を過ごされています。
「色々な人との様々な出会いがあって、今ここに私がいる。だから、人と人との出会いを大切にしたいと考えています。私にとって、ビーズアクセサリーは手段の一つ。これからは、もっと色々なことにチャレンジして行きたいですね。会社や店の経営も、今までやったことのない分野なのですごく楽しい。忙しいながらも、毎日が充実していて、朝起きるのが嬉しいんです。引越をしたばかりなのですが、日当たりが良くて、朝日がサンサンと降り注いでくるんです。朝の太陽で目が覚めて、近所の豆腐屋さんに一走り、新鮮な豆乳をゴクゴク飲む・・・、これが私の元気の素です。」
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